我らは野良猫である

人生の中で出会うなにか

仕事がつまらなくて辞めたい

仕事がつまらなくなった

介護という仕事に興味を持ち、いきなり飛び込んで始めた仕事。

最初は、子供みたいに「楽しい!やりたい!」ただそれだけの純粋な気持ちだった。

その後は、どうしたらこの職業は楽になるのか?と考えてみたり、独特の対人関係の悩みについて考えてみたり、転職して施設が変わるごとに何かしらある問題について考えてみたりと、自分が悩みながら多くのことを考えてきた。

介護施設の収益についてや、介護職員の離職率の高さ、人材育成の重要性などについても考えてきた。

もちろん、介護とは?と言うそもそも的な介護観についても考えて進んできた中で、自分なりの介護観を持てるようになっている。

そして、考えきたことの多くに自分なりの答えを見つけてきたと思っている。

 

私自身、考える方が好きで、体力仕事は向いていないと思う。

介護の仕事にも慣れ、考えてきたことには答えが出て、これ以上の向上心を持つことに限界がある私には、目標ややりがいがなくなっている。

それらが原因なのか、最近になって「介護という仕事」が「とても、つまらない」と思うようなった。

そして、辞めたくなっている。それも強烈に。

 

私は、お金が目的で働くことができない。

やりたくてやっていることが、仕事になっていた、という生き方をしてきている。

本来なら良い生き方だと思う。

しかし、飽きたり、今のようにつまらないと思ってしまうようになると、お金の為だけに働くことが難しくなってしまうのは短所とも言える。

 

毎日、仕事に行きたくなくて「休もうかな」と思いながら何とか行っているのが今の現状。

「仕事へ行きたく病」になっている。

 

そんな中で、昔のことを思い出した。

外回りの営業をしていた頃、笑顔で仕事をしているから、休みの日になると「今日は、絶対に笑わないぞ」と笑顔になることが嫌になっていたことを思い出す。

心に誓うように笑顔になりたくない、と思っていても、知り合いに会ったりするとコロッと、満面の笑顔で「こんにちはー」と言ってしまう。

当時は、職業病だと思っていたことを懐かしく思い出した。

 

現在、同じような状態になっているから、昔のことを思い出したのだと思う。

仕事へ行きたくなくて憂鬱で、気分は最悪。

それでも、職場の配属されているフロアに入った途端に、職員には「お疲れ様です〜」と笑顔。

利用者さんには「こんにちはー」と笑顔。

そして、勤務終了まで根性で笑顔。

 

介護職は、感情労働だと教わったが、ある意味「営業職」と似ている部分があるように感じる。

以前には「究極のサービス業」と言われた時代もあったのだから。

 

こんな風に考えてみると、仕事行きたくない病でも、職場に行けば笑顔で仕事ができるのだから、まだまだ続けられるかな、と思ってみたりもする。

 

それに、仕事へ行きたくない病は「つまらない」だけが原因ではないようにも感じている。

息子が高校生になって、毎日のお弁当作りの大変さとか、小さなことが重なっているようにも感じているが、これらについては、またの機会に載せようと思っている。