我らは野良猫である

人生の中で出会うなにか

息子がいるから再び出会える幸せ

息子がいてくれるから

このブログのタイトルは、いつか変えなければと思いつつ年月が過ぎているが、夏目漱石の「吾輩は猫である」から何となくそれっぽく付けたもの。

息子が中学一年生の時に「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」を読んでいて、「文章中にでてくるお金の金額がおかしいのだけど?」と話してきたことがきっかけだった。

当時、私も「吾輩は猫である」を読み始めたが、結末までを知ってるから読み終えることはなかった。

 

現在、高校生になった息子は、学校の教材の一部として、夏目漱石の「こころ」が配られるらしい。

 

 

私は、文豪である「夏目漱石」「芥川龍之介」「太宰治」などの作品は、息子と同じように中学生の頃に読んでいた。

今では、思い出すこともないほどに忘れている。

しかし、息子からの影響で再び読んでみようと思い、まずは「こころ」を購入した。

 

息子がいてくれるから、再び出会う本がある。

それは、息子との会話の中からだったり、息子の参考書などを買うために行く本屋さんだったり。

息子と共に2度目の出会いは、素敵なことだと思う。

息子と共には、とても幸せだ。

 

先月、伊豆や熱海へ旅行へ行ったときは、息子の希望で行った美術館が、私の遠い記憶にある懐かしい思い出の場所だった。

まだ結婚していない頃に、亡き夫が連れて来てくれた場所。

美術館の駐車場に着いたとき、懐かしい思い出の場所だと気がついた。

それは、驚きと感動。

しかも、息子と共に、再び懐かしい思い出の場所にいるのだから、言葉にならない嬉しさや幸福感で胸がいっぱいになった。

人生の年月が過ぎた先で、2度目や再びって幸せ。

 

チーズはどこへ消えた?」がタイトルの本を見つけたときも驚いた。

 

 

「えっ?!知ってる」「何故、ここに?」「本当に同じ本?」と混乱したほど。

懐かしくて、人生で2度目の購入。

不思議に感じた。完全に記憶にもない状態から、いきなり2度目に出会った本だったから。

この本に初めて出会ったときは、とても売れているようで、多くの人たちが読んでいた。

私は、本の内容をネタにして「ステーションCへ向かおう!」とか冗談混じりで話題に出していたことを思い出す。

 

この本に2度目に出会ったのも、息子の参考書などを買うために行った本屋での出来事だった。

息子がいてくれるから、訪れる驚きや懐かしさ、嬉しさや幸せは、他にもたくさんあり息子と過ごせる日々を感謝に思う。