我らは野良猫である

人生の中で出会うなにか

ここまで嫌われる職員に驚いた

嫌われる職員

辞める予定の職員がいる。

私は、この職員が利用者さんを叩くのを目撃してしまったり、キレて物に当たる姿も目撃している。このどちらに対しても、恐いと感じて翌日に仕事を休むことになってしまったことがあった。

他の職員たちも何となく、そうした不適切な言動を知っているように感じてはいたが、直接、話をしたことがなかったから、本当のところはわからないまま今に至った。

私だけが、恐い思いをしただけかと思っていた。

 

最近、辞めることが決まったと知った利用者さんたちから「こんなことをされた」「こんな場面をみた」「こんなことを言われた」や「恐くて言えなくて我慢してきた」「辞めるなら、もうさっさと辞めてほしい」などとこれまで言えなかった思いを伝えてくる。

しかも、利用者さんたちは、それぞれ、私と2人だけになった機会に伝えてくる。

そして、こうした苦情の話は、他の職員にも話をしているようだから、相当な苦情でいつも通りの静かさを保ちつつ、影では大騒ぎ状態だ。

 

ここまで、嫌われている職員は初めてだ。

そして、現在の見えないところでの、利用者さんのざわざわとした感情の揺れをどうしたものかと思ってしまう。

しかし、落ち着いて考えてみると、皆が「恐くて、言えば何をされるかわからない」と我慢したり、私以上に恐い思いをしてきた思いは、誰かに伝え、吐き出してしまった方がいいと思う。

 

私も相当、恐いと思ったけど、利用者さんたちにしたら、生活の場所であるから逃げ場がない、心配をかけたくないから家族にも言えない、私なんかより遥かに恐いをしてきたのではないだろうか。

 

この職員が辞めるまでに、まだ2ヶ月以上ある。

どうせ辞めるのだから、と不適切な言動が増えないことを願ってしまう。

 

忙しい方が楽しいから不思議

私は、この「介護という仕事」では、忙しい方が何故か楽しいと感じる。

具体的に何が楽しいのかは、さっぱりわからない。

最近、常勤で働きたいという気持ちになる。

しかし、実際には体力的にも精神的にも自信がない。

そうなれたらいいな、と言った密かな願いでしかない。

 

それと同時に考えるのが、そんなに働きたくないという思い。

引越しにより、環境へ適応できない問題を抱えてない中で、大切な人生の時間をこの「介護という仕事」に使いたくないと思ってしまう。

仕事のことは、今後の様子次第でしか答えは見つからないだろうから、今はこのまま、1日でも長く働くことだけを考えようと思う。