好転
今のところは良い職場
全体の主任が、私のいるエリアのリーダーに話をしてくれた。
私から何かを言った訳ではない。
「新人さんの気持ちは、こういうもので、こうだから、こうしていくように」としっかりとした指示を出してくれた。
おかげで、リーダーからマンツーマンの指導を受けられている。
本当に有難い。
しかし、リーダーとマンツーマンというのは、プレッシャーを感じ、緊張しやすい私は固まってしまう。
それでも、適切・的確なことを教えてもらえることは、本当に有り難く、この状況を作ってくれた主任にも感謝している。
今のところは。
年齢は様々だが、男性の職員が多いのも良いところだと思っている。
正直、女性より男性の方がサバサバしていて仕事がしやすいと感じている。
以前の職場のように、酷い手荒な介護もしないし、暴言も使っていない。
今の職場が、素晴らしく質が高い施設かと言えばそうではない。
そうではないだけに、以前の職場が自分には合わなかったのだとしみじみ思う。
今のところは、良い職場だと思っている。
今のところは、働きやすいと感じているし
今のところは、楽しいと思えている。
今のところ、としか言いようがないのは、この職業の嫌なところだと思ってしまう。
好転
とりあえず仕事には行けている。
もう2度と働けないかと思ったほどだったから、かなりの前進だと思う。
通勤距離は短いのだが、街中を通るから時間がかかってしまうことが不安だった。
しかし、お城を眺め、都会っぽい街中を眺め、美しい山脈を眺めながらの通勤は、結構気に入っている。
そして、夜の時間帯には、イルミネーションが綺麗なお城や、都会っぽい明るさと活気のある街中は、日中とは違った雰囲気となり気に入っている。
お城のイルミネーションを初めて見た時は、今は亡き城主はこの現代のイルミネーションを見てどう思うのだろうか?と思ってしまったが、城主にしてみたら、民たちが喜んでいるのならきっとお喜びになるのではないかと思い、楽しませてもらっている。
お城のある土地に住んだことがないから、こんな変なことまで考えた自分に笑えてしまう。
最近は、買い物へ出かけたり、ネットでポチッと買い物とか、近くの温泉へ行ってみたり、食事に行ったりと充実してきたし、暖かな部屋に落ち着くようになった。
ベットのお布団の中は最高。
漠然と何となく、幸せだなあ、と感じることも多くなった。
新しい土地で、自分らしい自分の人生を一歩踏み出せたことは確かなことだと思う。
今のところは、上出来だ。