我らは野良猫である

人生の中で出会うなにか

「働けない」思い込みの恐ろしさ

認知行動療法

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働いているのに「働けない」と思ってしまい、働くことで1日先を考えると不安、長い年月で考えると恐怖にまで感じる辛い日々だった。

自分の思い込みでしかない、と理解していても不安で辛い毎日が嫌になり、自己分析を始めた。

そして、5つの原因に辿り着いたのが、前回の日記。

しかし、

自己分析による5つの原因は、近かったけど完全には一致していない結果になった。

 

今、1月の引越しが原因で大学病院の精神科に通っている。

そこで、カッコよく言うなら「セラピー」を受けている。

普通に言うなら「心理面接」とか「心理療法」「カウンセリング」

自己分析を元に専門家の力を借りることにした。

 

誤解している人が多いが、心理士は、答えはくれない。

働けない、という思い込みについて50分間ほど話をしても答えは出なかった。

考えることの宿題を持たされる気分になる。

 

しかし、考え続ければ答えがでるはず、と考えていたら答えに辿りついた。

答えが出てしまうと、何故こんなに簡単なことに気がつけないのか不思議に思う。

不思議の重さだけ、思い込みの恐ろしさを感じる。

 

出た答えは、

過去は、過去

今は、今

別物である、ただそれだけだった。

 

私は、過去に辛い環境にいて、体調が悪くて働けない時期があった。

それを責められもした。

「働けない」という思い込みはここが原因。

当然、私じゃなくても、ここが原因だと思うと思うだろう。

整理して考えないといけないのは、

過去は、働けなかった時期があった。

しかし、

現在は、辛い環境ではないし、責める人間もいない、過去とは別の状況や環境にいる、ということ。

 

自分の思い込みが、本当に思い込みだったのだと整理できると、考え方や行動が変わる。

これを認知行動療法という。

 

今回の誤った認知の「働けない」の部分を変えることで、その後の考えや行動が変わる。

 

どう変わったかというと、

働くことには、何も問題はない。

例えば、具体的に「仕事が覚えられないから働けない」などの理由がないからである。

それなら、引越しで環境と職場が変わったのだから、継続できるようにはどうしたら良いのかを考え始めた。

 

素直に専門家に頼る大切さも感じるけど、単純に専門家って凄いなと思う。

答えを見つけられる自分も凄い。

だって、自分で答えを出しているのだから。

 

素直な気持ちは、働けないから、働けるに変わり、

バンザーイ!バンザーイ!としたいほど。