我らは野良猫である

人生の中で出会うなにか

通勤途中に交通事故に遭い報告をしたら失業した

報告しただけなのに

通勤途中に交通事故に遭いました。

当然、すぐに職場に遅れることを伝えました。交通事故当日は、お休みすることになりました。

事故の当日は、体に異常はありませんでしたが、翌日の午後あたりから頭の付け根付近の首の痛みや、頭痛、肩の痛みがでてきまました。

交通事故の翌日からは、二連休だったので、整形外科へ受診し「頚椎捻挫」と診断されました。しかし元々、ストレスから筋緊張を起こし、肩の痛みがあって受診していたので、同じ整形外科で診てもらうことにしたんです。

仕事へ行きたいからこそ、交通事故による症状なのか、交通事故のショックから筋緊張が酷くなっただけなのかを、きちんと診察してもらいたかった。

頚椎捻挫で診断書が出れば、その方がお金になる。

でも、私は仕事へ行きたかったから、痛みが治ってくれればいいとしか考えてなかった。

先生には「仕事しても大丈夫か」と確認し「自分が大丈夫なら仕事をしてもらって大丈夫」だと言われていた。

だから、就労が困難との診断書はでていない。

 

問題が起こったのは、事故後の出勤日。

出勤時に打刻(タイムカードのようなもの)し、交通事故後の報告をしていたら、いきなり施設長が出てきて、

「なぜ、報告してきたんだ!」と怒りだし

「報告せずに素通りして仕事をしてくれていれば、何かあった時にこっちは知らねえって言えば済んだのに!」と更に怒り出した。

「冷たいようだけど、自分で決める必要がある!」と言われ、その後の話の内容はめちゃくちゃで、何を言われ、何を求められ、自分が今、どのような状況に置かれているのか判断ができない状態に追い込まれた。

 

「なぜ、コルセットをつけてこないんだ、無いなら買ってでもしてくれば良かったのに」

良かったのに・・・に続く言葉はない。

「そのような知恵がなく申し訳ありませんでした」と謝る私。

「報告してきたことは、施設へ責任転換しているんだ!」

「昨日は痛かったんだよねえ」

「今、心に曇りがない、と言えますか!」

「診断書をもってきて・・・どうのこうの・・・」と何度か言われた。

診断書はでていない、と伝えも耳に入らずの状況。

記憶にあるのは、この程度のことしかなく、理解不能な言葉は、記憶から消去されている。

一方的でめちゃくちゃな内容で責められた時間は、1時間以上にも及びました。

 

自分から休みます、と言えば今後のことはどうなるのだろうか、所属しているユニットは大丈夫なのだろうか、そんな気持ちが胸をかすめていたけど、攻められ続けている状況では、的確に感じたり、考えられる状態ではありませんでした。

 

早い話としては、自己休職を迫られたってことです。

 

結果としては、自主的に休職することにしましたが、報告したことがそんなにダメなことのなのか?と思い、労働基準監督署へ「報告は必要か否か」を確認してみました。

「当然のことです」と言われ、お役所仕事の淡々とした冷たい口調で、今後のことまで心配され、助言までしてもらうことになり、驚きすぎました。

「恐らく、休めと言ってしまうと、あなたへの休業補償などが発生してくる、それらを払いたくないなどの思いから、自主的に休むようにさせたかったと思われる。そのような人だから今後、言った言わないかのように簡単に意見が変わってくることが考えられるから、今後の話は全て書面やり取りして書面でもらうようにしてください。身を守るための有給休暇を全て使ってください」と言われました。

その他にも、安全配慮義務についての話などもありました。

この時点での私は、単純に「報告はするべきか否か」だけを聞こうと思っていただけで、その他の相談をしようなどの考えすらなかったんですね。

だから、戸惑って判断できない心境になっていました。そして戸惑っている私に「なぜ、そこまでその施設に執着するのですか?」とまで言われ、更に混乱しました。

 

自分でも、何かヤバそうな状況へ追い込まれていると感じてはいたけど、突然、施設長から攻められた状況の中では、理解や整理が追いついていなかった。

 

これが始まりで、結果としては、失業しました。

 

もう少しで1ヶ月が経ちます。

気持ちも落ち着いてきていますが、ふと思いだすと、辛くて辛くてたまらなくなります。